ボーカロイドVol.1

  もちろん音楽業界で長く仕事をしていますのでボカロのほぼ登場からの知見はあります。

  ヒット曲があるのも、ライブが熱狂しているのも認識しています。
  ただ、余り自分には響くものではなく、「音楽」として好きか嫌いかといわれたら「好きではないけど嫌いではない」という中途半端な位置づけなのです。

  ボカロはどこか遠いところで誰かが聴いている音楽、または単なる仕事の道具の一つという認識だったのです。

  ただ、長い音楽の歴史の中で一つのジャンルを確立した事は確かで、その魅力や楽曲の評価はされています。
  今のヒット曲はボカロの影響を受けたものも多々あり、放ってはおけません。

 でも、ボカロについては色々な人が色々な ところでその魅力や曲の解説はされていますので、おんがくばかとしては「我々日本人がどのような歴史を経てボカロを受け入れてきたのか」を振り返ってみました。